時計+人形

のんべんだらりんごった煮サイト

夏の風物詩

〜団扇〜


ぱた、ぱた。

「あ〜…極楽極楽」
「いいご身分だなお前は(溜息)。僕の膝は座布団じゃない」
「ま、固いこと言うない。天女のソレより寝心地良いぜ」
「…後で団扇、代われよ」

ぱた、ぱた、ぱた。



村如。縁側と団扇と膝枕。






〜風鈴〜


ちりちりちりり、ちりちりり。

「うわ〜! すっごい! きれい! かわいい〜!!」
「………五月蝿ぇ…」
「いいなぁ、こんなにいっぱい窓の傍につければ、きっとすごーく涼しくなるよね?」
「んなわけあるか…」
「えっだって、さかさまに吊るせば雨が降るんでしょ?」
「そりゃてるてる坊主だ」
「あれっ?」



アキラ女主。風鈴売り場にて。





〜西瓜〜

「っかぁ〜! 美味ぇ! やっぱ夏はこれだよなっ!(しゃくしゃく)」
「兄さん、良かったらこれも食べる?」
「あ? それお前のだろ、良いのかよ」
「俺もうお腹いっぱいだから(兄さんの食べる姿見てるだけで)。遠慮なくどうぞ?」
「おお! 悪いなっ(しゃくしゃく)」
「……………♪(至福)」


「(しゃりしゃりしゃり)はい、舞ちゃん! 種取れたよ〜」
「ありがとーりょうちゃん!(しゃくしゃく)」
「過保護な奴だな…」
「西瓜の種って結構危ないんですよ〜、病気の原因になったりするんですからっ。あれ? 三条さんは食べないんですか?」
「あまり好きじゃない。種を出すのもよけるのも面倒だしな」
「な〜んだ、はやく言ってくださいよ! 三条さんの分の種も俺が取ってあげますっ」
「おい、俺は別に…!」
「これ、俺結構得意なんですよ〜。まぁ見ててくださいっ(うきうき)」
「………(まあいいか、と思っている)」



555青赤&アバレ青赤。ヴァカップル二組+愛娘。





〜浴衣〜


「留ぅ〜架ぁ〜! 見て見てー」
「何ですか、亜…輝………」
「似合う? 可愛い? そそるー?(くるり)」
「……………」
「むぅ、何か反応しなよ。あーもしかして見惚れてた?(にやり)」
「はい(即答)」
「え………(不意打ち)」




(部屋の外からこっそりと)「天然だから性質悪ぃよな、アレは」



留架亜輝+志堂。ブツは亜輝に頼まれて志堂がちょっぱってきました。






〜水浴〜


「…………暑い」
「大丈夫ですか、Master.」
「お前は平気なのか?」
「表層温度は350℃まで遮断が可能です」
「…羨ましい奴…(何気なく手をやる)」
「Master.」
「ん?」


じゅわ。


「ぅ熱ッ!!」
「…先刻まで外出していたので、表層温度が上昇していたのですが」
「早く言え!!」
「申し訳ありません、Master.」
「ちっ。…来い!」
「Master?」
「今日の仕事はもう終わりだ、やってられるか。お前が近づくだけで熱くてかなわん、放水してやるからとっとと来い!」
「Yes sir,Master.」



V直(擬人化)。水蒸気起こりそう。